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円滑な人間関係を築く為の見極めポイント

大人になったら狭くても深い人間関係を目指したい

学生時代というのは、友人の数がそのまま自分の価値であるかのように思ってしまうものです。
携帯電話やスマホを持つようになったら、そのアドレス帳がどれくらい埋まっているかを友人同士で競い合うといったこともあるでしょう。

しかしそうした学生時代に広く浅く作った友人というのは、卒業をして社会人になってからも関係が全て持続するというわけではありません。

社会人1年目など早い時期であれば同窓生で集まって学生のときのように飲んで騒ぐといったこともあるでしょうが、30歳も近くなってくると結婚をする人もちらほらと出てきますし、就業状況により次第に付き合いが遠のいていくということもあります。

減った友人は社会人になってから補うことももちろんできますが、案外社会人になってから親しい友人を作るというのは学生時代ほど簡単なことではなく、損得や自分たち以外の人間関係などのしがらみが邪魔するものです。

社会人になってから出会う人の大半は、仕事や地域の付き合いで義務的に付き合うことがきっかけになります。
そこではどうしても価値観の合う人と合わない人とが出てきますし、場合によってはストレスを感じながらむりに付き合っていく事にもなるでしょう。

大人になってからの付き合いのコツは「広く浅く」ではなく「狭くても深く」です。
広く人脈を持つことももちろん悪いことではありませんが、あまりにも周囲に気を使いすぎていると、次第に自分自信にとって本当に大切なことや楽しいことを見失うことにもなってしまいます。

他人の価値観に引きずられないようにするために

大人になってから人間関係を円滑にしていくために最も重要と言えるのが「他人の価値観に引きずられない」ということです。

朱に交われば赤くなるという言葉がありますが、人というのは案外自分をしっかり持っているようで、実は周囲の人の意見や価値観に簡単に左右されてしまうという特徴があります。

ですので周りに口うるさい人や他人の揚げ足ばかり取る人、悪口や噂話ばかりをしている人がいると、いつの間にか自分もそうした環境に適応するために同じ行動をとるようになってしまうのです。

「おかしいな」と思いつつも付き合いを続けていると、心に大きなストレスを感じるようになりますし、それはちょっとしたはずみで大きな諍いの種となったりします。

円滑な人間関係を維持していくためには、価値観が合わないと感じた人とは上手に距離をとって、必要以上に踏み込まないようにすることが重要です。

家族でも幼馴染でも、自分が本当に信頼できる数人の人との関係を大事にし、自分の意に沿わない価値観に引きずられ過ぎないよう注意していきましょう。