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基礎代謝を高める習慣とは?

年齢とともに落ちてゆく基礎代謝

毎年会社や地方自治体が行っている健康診断においては、35歳以上から一気に検査項目が増加します。
40歳以上からは人間ドックを受診する場合に補助金が出るようにもなっており、中年以降の年齢においては健康管理の重要度が増すということがわかるでしょう。

人の体というのは新生児として生まれてから成人をするまでの間は体を作るための成長をします。
しかし20歳半ばくらいをピークとして、それ以降は身体能力は全般的に下降をしていくことになってしまうのです。

ですので30歳を過ぎてからも若い頃と同じようなつもりで運動をしていたりしていては、思わぬ病気や怪我にかかってしまうようなこともあります。

特に40歳という年齢は人の体から筋肉が大きく衰える時期となっており、それ以降は病気のリスクが一気に高くなってしまいます。

女性の場合はちょっとの食事でもみるみる太るようになってしまったり、体型が崩れて全身がたるんだような状態になってしまうものです。

年齢を重ねること自体を避けることはできませんが、体質を自分の意志で管理していくことにより、老化によって起こる体の変化を抑えることができます。

現在20代で40代がまだまだ先という人であっても、ほとんどの加齢現象というのは若い時期の生活習慣が蓄積されて表に出てくるものなので、若くてまだ時間的に余裕がある時だからこそしっかりと管理をしておきたいところです。

年齢が高くなるにつれて徐々に起こることとして「基礎代謝の低下」があります。
基礎代謝とは、簡単に言うと一日何の運動もせずにじっとしているときに消費するカロリー量のことです。

基礎代謝は筋肉量と密接に関係しています

若い時期には「いくら食べても太らない」という体質の人がいるものです。
これは体の基礎代謝量が高いからのことで、食べても体内の代謝カロリーが大きいために脂肪として蓄積をされにくいのが理由です。

基礎代謝は全身の筋肉量と密接な関係があり、加齢や運動不足によって体内の筋肉量が大きく落ち込むとそれだけ太りやすい体になっていってしまいます。

特に女性で冷え性体質の人などは代謝量が低くなる傾向があるので、体を冷やさないようにするとともに血行を良くして平熱を高くすることが大切になってきます。

よく女性で「筋肉を増やすと体型が崩れる」と言って運動を嫌う人がいますが、目で見て筋肉がついているレベルにまで筋力を付けるには相当本格的なトレーニングをしなくてはいけません。

週に数度くらいのウォーキングや筋トレくらいであれば、体全体が引き締まりむしろスタイルはぐっと良くなるのです。
適度な運動は血行を良くし、病気にかかりにくい免疫力のある体を作るもとにもなります。